波佐見焼とは
時代に合わせて進化してきた日常使いの食器
波佐見焼(はさみやき)とは、長崎県波佐見町を中心に作られている陶器(陶磁器)のこと。 有田焼同様、波佐見焼には400年以上の歴史があります。
波佐見焼は古くから食器作りの分業制を整え、品質のよい普段使いの食器を大量生産してきました。
波佐見焼が作られている長崎県波佐見町は長崎県のほぼ中央、東彼杵郡の北部に位置しています。私たちが住む佐賀県有田町からはお隣の町、車で数分の距離にあり有田町と波佐見町は古くから窯業分野でも深いつながりがあります。
波佐見町の中尾山は 400年前に器作りがはじまった場所。中尾山には今も多くの窯元や商社が点在しており、波佐見焼の歴史を守り続けています。
元々「伊万里焼」や「有田焼」と言った出荷拠点の名前で流通していた波佐見焼ですが、2000年頃の生産地表記の厳格化に伴い「波佐見焼」という名前で一からブランド作りをスタートすることになります。
今や可愛くておしゃれな食器の代表格として、波佐見焼はそのブランドを確立。リーズナブルでその時代のライフスタイルに寄り添った日用品としての食器、波佐見焼は常にその時々の新しい食器として見る人に新鮮な驚きと感動を与え、若い世代からも人気を博しています。