
洋菓子と和食器と縄文時代の贈り物
ハッピーバレンタイン!
今日はバレンタインデー。中高時代のぼくにとってバレンタインデーが忌まわしき暗黒の日であったことは以前の記事に書いたのでもう書かない。
そんなバレンタインデーを何の気負いもなく、おだやかに迎えられる日が来るとは!ぼくも大人になったものだ。
願わくば今夜、5歳の娘からチョコレートを貰えんことを!
そういえば最近の娘を見ていると、人に何かを上げるという行為をすごく楽しんでいる様だ。今、幼稚園は空前のお手紙交換ブームらしい。娘が「○○ちゃんに上げるのだ!」と喜々としてお手紙を書いているのを見ていると、人に何かを上げたい、プレゼントしたい、喜ばせたい、というのは本能に近い気持ちなのかもしれない、と思えてくる。
もちろん娘もこの5年間でしっかり知識と社会性を身につけているので「子供の行為=原始的」と考えるのは少し乱暴かもしれないのだけど。教えた訳でもないのにせっせと手紙を書く娘の姿を見て、子供の成長に喜びを感じるよりも、そんなことに想いを巡らせてしまったのだ。
手紙と言えば、先日東京に住む友人から引っ越し祝いに手紙とプレゼントをもらった。彼は昔から人にプレゼントをすることが好きで、中高時代はよく彼と男同士でプレゼントを贈り合ったものだった。今や彼のプレゼントセンスは磨きに磨かれ「相手の裏をかきながら喜ばれるプレゼント」を探すことを趣味にしている嫌いがある。もちろん素敵なプレゼントをもらえて嬉しいのだけど、彼の「してやったり」という想いが透けて見えるので、喜ぶのが少ししゃくに思えたりもする。人の心は時に複雑だ。(※ちなみに彼からはラジオとおしゃれなゴミ箱とテーブルクロス等をもらったのだが、いずれも気に入っている。)
人はいつ頃からプレゼントを贈り合っていたのだろうか?狩猟採集をしていた時代から、気になるあの子に綺麗な木の実をプレゼントしたりしていたのだろうか?「やっぱり肉の方が喜ぶだろうか?」「それとも手作りの縄文土器にしようか?」「ここは無難に貝にするべき?」なんてことを考えていたかもしれない。
気になって「人類最古のプレゼント」でgoogle検索をしてみたけど、いい情報は見つからなかった。
縄文時代に作られていたのは素焼きの土器だったけど、長い年月をかけて人類は複雑な製造工程を経て作られる繊細な磁器を生み出した。
最近、引っ越しをしたり、家にお客が来たり(今この記事を書いている最中にも来客がありお菓子をもらった)、妻の祖父が94歳の誕生日を迎えたり、とケーキや洋菓子をいただく機会がとても多かった。その洋菓子を白磁に青の絵付けが美しい波佐見焼の和皿に乗せてみる。と、皿の上の和洋折衷ということだろうか?その組み合わせは、どこか今っぽくとてもおしゃれに見えた。



サビとチョコの愛称がいい!マグカップは波佐見焼。
人にプレゼントをする。人からプレゼントをもらう。それが縄文土器であれ波佐見焼であれ、木のみであれ洋菓子であれ、時代が変わっても、そこには必ずスペシャルなひとときが生まれるのだ。きっと。(も)

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