
空き家を壊したら文化財が!有田町に出現した150年前の赤絵窯。
佐賀県有田町からこんにちは!
SPECIALTHANKSです。
2022年都道府県魅力度ランキングで佐賀県が最下位となりましたが、有田町民は「有田は佐賀ではない。有田だ。」と思っている人が多いのであまり気にしている様子はありません。
さて、そんな有田町ですが、先日すごいものが発掘され一部の町民の間で話題となっています!「古い空き家を取り壊したらすごいものが出てきたよ!」という話を聞いてわたしたちも覗きに行かせてもらいました。
そこにはレンガ作りの円柱系のものが。

実はこれ150年前の赤絵窯だそうです!
赤絵とは有田の方言(?)で一般的には上絵(うわえ)と言います。施釉と本焼成を終えた器に上絵付けをした後、上絵具を定着させるために窯入れするのが上絵焼成、この上絵焼成専用の窯が赤絵窯です。ちなみに施釉前に絵付けをするのは下絵や染付といいますが、上絵焼成の温度は本焼成よりも低い温度で済むそうです。
こちらのお家。もともともとは有田焼を売る商社さんのお家で、どうやら自社製品に赤絵付けをして販売していたようです。既製品のうつわに上絵をつけて自社ブランドとして販売する手法は今でもよく見られますが、150年前にもそのようなことが行われていたんですね。しかし、赤絵窯を持っている商社さんというのは現在では聞かないので、当時相当売れていたのかもしれません。

有田町内に住んでいても、こんなきれいな状態の石造りの赤絵窯を見ることはありません。その見た目は有田町の路地裏名物トンバイ塀にそっくりです!
有田町の観光パンフレットを見れば必ず載っているのがトンバイ塀。その成り立ちの説明を読むと「窯作りの廃材で作った塀」という風に書いてあるのですが、肝心なその元となった窯を見たことはありませんでした。
しかし今回のこの窯の見た目はまさにトンバイ塀。その説明は本当だったことを雄弁に物語っていました!!

こちらの赤絵窯。歴史的に価値のあるものに違いありません。現在、有田町は町としてこれを残すための予算組を検討しているとのうわさもあるのですが・・予算がつくかどうかは現時点でわかりません。
何とか壊さず残してほしいものです!

それにしても、空き家を取り壊したら、文化財が出現!ってさすが400年の歴史ある町、有田町です。有田町内の内山地区には今も古くからの建築が残っていて町ごと博物館のような場所。秋の行楽シーズン。佐賀県内では、唐津くんちやバルーン大会など各地でイベントも開催されます。もし気が向いたら有田町にも足を伸ばしてみてください。
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