陶芸家 小筆さんのアトリエにお邪魔しました。
つるんとした磁器の質感と、有機的でやわらかなフォルムが共存している。それは今まで見てきたどの有田焼とも違う。凛としていてあたたかい、そんな器たち。
陶芸家・小筆さん の商品をSPECIAL THANKSで取り扱わせていただくことになりました。
町内のイベントや陶器市でお会いしたり、Twitterでお互いの日々のあれこれにコメントをし合っていたところ仲良くなった小筆さん。「手びねり」で器を作られているって聞いたけど、一体どうやってつくるんだろう・・・? 実際に見てみたい! とアトリエにお邪魔してきました。
器を作るアトリエといえば、煙突がある場所や工場(こうば) のような場所を思い浮かべますが小筆さんのアトリエはすてきなご自宅の一室。
窯業大学校(★)で学び、窯元での勤務を経て24歳で独立。 1997年から2013年けい工房として作陶されていましたが、子育て等で活動を一時休止。2018年より小筆として再開されています。
「24歳の若さで独立するってドキドキしませんでしたか・・・?」と聞くと「若いし怖いもの知らずだったから」と笑う小筆さん。
(★)窯業大学校・・・有田町にあった陶磁器専門の専修学校。2016年度に4年制課程を佐賀大芸術デザイン学部に、2年制課程と短期研修を県窯業技術センター人材育成事業に移管。
「私たちは器を作ったことがないので、ろくろって言われるとイメージがわくけど、手びねりってイメージがわかないんですよね・・・。」と言うと、「きっとそうかなって思っていました。(笑)今から作ってみせますね。」となんと実演していただくことに!
まず土の重さを量り、生地(粘土)を伸ばす厚さが同じだと、だいたい同じ大きさになるそう。「なんとなく目指す形にむかって伸ばしつつ、形を整えます・・・」と、生地を作業台におしつけたりまわしたり・・・。
最後に飲み口にぬれた布でなめしをかけて、とんとんと形を整えると完成。あっという間に器ができる様子を目の当たりにし、「まるで魔法・・・!」と驚くSTスタッフ。
この製法は小筆さんオリジナル。 ろくろに近い風合いでもっと自由な表情を表現できる成型方法を探して試行錯誤をしたところ、 自分の手で生地の厚みを感じながらつくることができ、手しごとのあたたかさを残すことができるこの製法にたどり着いたそう。
有田焼ときくと、広い工場(こうば)で作られているイメージがある人も多いはず。(実際にはそういう窯元の方が多いと思いますが)小筆さんやcocosara さんのように自宅など小さいアトリエで作られている作家さんも多く、まさに多種多様な器に出会えるのが有田。
忙しい毎日、ほっと一息つきたいときにそっとよりそってくれそうな小筆さんの器。 食卓にぱっと花が咲くような、一足早い春を迎えてみませんか。
▼小筆さんのうつわ
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